使い分けと自動化

Codex研修

Codexは、OpenAI社のエージェント型AIです。Claude Codeと同じ課題を解かせて比べ、互いに点検させる方法と、繰り返し作業を手順として固定する自動化の設計を学びます。

最終更新 監修 株式会社クロスタ

ノートPCの画面を3人で確認しながら打ち合わせをする様子

Codex研修とは

Codex研修は、OpenAI社のエージェント型AI「Codex」を、Claude Codeと使い分けられるようにする研修です。クロスタの法人向け生成AI研修(全6回・計18時間)のうち主に第4回で扱い、同じ課題を2つのAIに解かせて評価基準で比べる演習と、自動化の設計を行います。

About Codex

Codexとは

Codexは、OpenAI社が提供するエージェント型のAIツールです。Claude Codeと同じく、指示を受けると自分でファイルを読み、編集し、実行して作業を進めます。

Codexの提供形態と必要な契約(2026年9月時点)
提供元OpenAI社(ChatGPTの開発元)。OpenAIのモデルを使います
使える場所ChatGPTのデスクトップアプリ(2026年7月に統合)、Codex CLI(ターミナル)、VS CodeなどのIDEの拡張機能、クラウド(chatgpt.com/codex)
必要な契約ChatGPTの各プランで利用できます。プランによって使える場所と利用上限が異なり、無料プランでは使える場所が限られます
位置づけOpenAIは、Codexを開発や技術的な作業のためのエージェントと位置づけ、文書・表・資料づくりには同じデスクトップアプリ内の「Work」を案内しています。研修では、受講者の業務に合わせてどちらを使うかも扱います

※ 2026年9月時点の公式情報に基づきます。提供形態やプランは変更されることがあります。

Why two

Claude Codeとの使い分けと、2系統を学ぶ4つの理由

研修で2つのAIを扱うのは、どちらが優れているかを決めるためではありません。1つしか知らない状態では、出てきたものを「そういうものか」と受け入れるしかありません。比較対象があって初めて、AIの出力の品質を判断できるようになります。

表は横にスクロールできます

Claude CodeとCodexの比較(2026年9月時点)
項目Claude CodeCodex
提供元・モデルAnthropic社。Claudeを使うOpenAI社。OpenAIのモデルを使う
共通点どちらもエージェント型。指示すると、AIが自分でファイルを読み、編集し、実行して作業を進める
使える場所ターミナル、デスクトップアプリ、Web、VS Code・JetBrainsの拡張機能ChatGPTのデスクトップアプリ、Codex CLI、IDEの拡張機能、クラウド
必要な契約Claudeの有料プラン、またはAPIの利用契約などChatGPTの各プラン(プランにより使える場所と上限が異なる)
研修で中心に扱う回第1・2・3・5回第4回
01

相互に検証できる

片方がつくったものをもう片方に点検させると、誤りを見つけやすくなります。1つのAIに「合っていますか」と聞いても、多くの場合「合っています」と返ってきます。

02

調達上の依存を避けられる

1社のサービスに業務の手順がすべて固定されると、価格改定・仕様変更・提供終了のときに交渉の余地がなくなります。社員が両方を使える状態は、そのまま調達の交渉力になります。

03

得意分野に応じて選べる

長い文書の読解や社内ルールの順守と、大量の並列処理や繰り返しの自動化とでは、選ぶべき道具が変わります。どちらを使うかの判断そのものを、第4回の演習にしています。

04

障害のときも止まらない

どちらもクラウドサービスのため、障害や利用制限は起こりえます。両方を使える状態にしておくことが、そのまま業務の継続につながります。

Curriculum

研修で扱う内容(第4回が中心)

第4回(3時間:講義60分+演習110分+共有10分)でCodexを導入し、Claude Codeとの使い分けと自動化の設計を学びます。第1回で2つのAIの位置づけを知り、第3回までにClaude Codeで身につけた使い方を土台にします。

第4回で扱う内容

  • Codexの特徴とClaude Codeとの違い(得意分野・実行のされ方・費用の考え方)
  • 同じ課題を両方に解かせ、評価基準をつくって比べる方法
  • 片方の出力をもう片方に点検させる、相互検証の手順
  • 繰り返し作業を「手順」として固定する(毎回指示し直さない)
  • どこまでAIに任せ、どこを人が持つかの線引き
  • 失敗しても戻せる状態のつくり方

中心の演習:同じ課題を2つのAIで比べる

  1. 共通の課題を決める

    第3回でつくった集計レポートの改良を、共通の課題にします。

  2. 評価基準をつくる

    グループで、正確さ・再現性・読みやすさ・所要時間などの評価基準をつくります。

  3. 両方に解かせて採点する

    同じ課題をClaude CodeとCodexに解かせ、評価基準に沿って採点します。

  4. 互いに点検させる

    片方の成果物をもう片方に点検させ、その指摘が妥当かどうかを人が判断します。

到達確認:評価基準を言葉にし、2つの出力を根拠を示して比較評価できたこと。自分の業務でどちらを使うかを、理由とともに説明できること。

Automation

自動化の設計と、人が持つ判断

繰り返し作業を手順として固定すると、毎回指示し直す手間がなくなります。一方で、自動化した瞬間に「誰も見ていない処理」が生まれます。手作業のうちは気づけた間違いも、自動化すると黙って回り続けます。

AIに任せる

手順の決まった作業

  • 繰り返し発生する作業を、手順として固定して実行する
  • 集計・一覧化・下書きをつくる
  • もう一方のAIの出力を点検し、気になる点を挙げる

人が持つ

判断・承認・対外的な責任

  • AIの指摘や出力が妥当かどうかを判断する
  • 実行や公開を承認する
  • 社外に出したものの責任を持つ

自動化の前に「何を、いつ、誰が確認するか」を決める

第4回では、自動化の設計とセットで確認の担当とタイミングを必ず決めます。あわせて、着手前に複製を取る・変更履歴が残る状態で作業するなど、失敗しても元に戻せる状態をつくってから自動化します。

送り先が2社に増えることも確認する

2つのAIを使うと、情報の送り先は2社になります。第2回でつくった「入力してよい情報」の判断基準が、それぞれの契約に対して成り立っているかを確認します。

Overview

対象者・形式・料金・助成金

Codex研修の対象者・形式・料金・助成金
対象者非エンジニアを含む社員。第4回は、企画・管理、経理・財務、情報システムの業務で特に効く回です
研修の構成法人向け生成AI研修(1回3時間・隔週の全6回、約3ヶ月・計18時間)の中で扱います。第1〜3回でClaude Codeの使い方を身につけてから、第4回でCodexを導入します
形式講師との対面・双方向型(同時双方向のオンラインも可)。1クラス20名まで。演習の題材は受講者本人の実際の業務です
受講環境受講者が普段使っているPCと、Claude Code・Codexを使える会社のアカウント。各社の利用料は研修料金に含まれません
料金1名40万円(税別)。全6回の研修料金です
助成金人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の要件を満たす場合、中小企業は経費の75%(1人1訓練あたり上限30万円)が助成され、自己負担の目安は1名10万円〜です。大企業は助成率60%・上限20万円です。助成金について詳しく見る

※ 助成の対象になるか、支給されるかは労働局の審査によります。同コースは令和8年度末(2027年3月31日)までの時限措置です。助成金を使う場合は、訓練開始日の6ヶ月前から1ヶ月前までに計画届の提出が必要です。

FAQ

よくある質問

Codexは、全6回の研修のどこで扱いますか?
中心は第4回「Codexとの使い分けと、自動化の設計」です。第1回で2つのAIの位置づけを説明したうえで、まずClaude Code1つで使い方を身につけ、2つ目のCodexは第4回で導入します。一度に覚えることを増やさないための順序です。
Codexを使うには、どんな契約が必要ですか?
2026年9月時点で、CodexはChatGPTの各プランで利用できます。ただし、プランによって使える場所(デスクトップアプリ、CLI、IDEの拡張機能、クラウド)と利用上限が異なり、無料プランでは使える場所が限られます。利用料は研修料金に含まれず、OpenAI社との契約になります。データの取り扱いの条件も契約形態で変わるため、研修では会社のアカウントで利用する前提で、開始前に契約内容を確認します。
Claude CodeとCodex、どちらか1つに絞ってはいけませんか?
研修で両方を扱うのは、どちらが優れているかを決めるためではありません。比較対象があって初めて、AIの出力の良し悪しを判断できるようになるためです。ほかにも、互いの出力を点検させられる、1社への依存を避けられる、得意分野に応じて使い分けられる、片方の障害時にも業務を続けられる、という利点があります。どちらを使うかの判断そのものを、第4回の演習で行います。
2つのAIを使うと、社外に出る情報の送り先が増えませんか?
増えます。2つのAIを使うと、情報の送り先は2社になります。研修ではこの点を明示したうえで、第2回でつくった「入力してよい情報」の判断基準が、それぞれの契約に対して成り立っているかを第4回で確認します。
作業を自動化すると、誤りに気づけなくなりませんか?
その危険はあります。手作業のうちは気づけた間違いも、自動化すると誰も見ていないまま処理が回り続けます。そのため第4回では、自動化の設計とセットで「何を、いつ、誰が確認するか」を必ず決め、失敗しても元に戻せる状態をつくってから自動化します。判断・承認・対外的な責任は人が持つ、という原則は変えません。
2つのAIの出力は、どんな基準で比べるのですか?
第4回の演習で、グループごとに評価基準をつくります。基準の例は、正確さ・再現性・読みやすさ・所要時間です。同じ課題を両方に解かせてこの基準で採点し、次に片方の成果物をもう片方に点検させます。AIの指摘が妥当かどうかは、人が判断します。

どの作業を自動化し、どこを人が持つか。

30分・オンラインの無料相談で、自動化の候補になる業務と確認の分担を一緒に整理します。

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