非エンジニア向け

Claude Code研修

Claude Codeは、日本語で頼むとファイルを読み、書き、実行して作業を進めるAIです。大量の資料の調査や表の集計を任せる方法と、事故を起こさない設定を、自分の業務を題材に身につけます。

最終更新 監修 株式会社クロスタ

業務フローの図を画面に映して説明する研修の様子

Claude Code研修とは

Claude Code研修は、Anthropic社のエージェント型AI「Claude Code」を、非エンジニアの社員が自分の業務で安全に使えるようにする研修です。クロスタの法人向け生成AI研修(全6回・計18時間)のうち、主に第1・2・3・5回で扱います。

About Claude Code

Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropic社が提供するエージェント型のAIツールです。指示を受けると、自分でファイルを読み、編集し、コマンドを実行して作業を進め、結果を確かめて直すところまで行います。

01

読む

指定したフォルダのファイルを、自分で開いて読みます。

02

書く

新しい資料をつくり、既存の資料を直します。

03

実行する

集計・変換・整形を、実際に走らせます。

04

確かめる

結果を点検し、おかしければ自分で直します。

Claude Codeの提供形態と必要な契約(2026年9月時点)
提供元Anthropic社(AIモデル「Claude」の開発元)
使える場所ターミナル(Windows・macOS・Linux)、デスクトップアプリ、Webブラウザ(claude.ai/code)、VS Code・JetBrainsの拡張機能
必要な契約Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)、またはAPI(Claude Console)の利用契約など。無料プランには含まれません
エンジニア以外の利用Anthropic社は、マーケティングや法務などエンジニア以外の部門での社内活用例や、文書作成・データ分析での利用が増えていることを公表しています
関連する提供形態ターミナルを使わない非エンジニア向けの「Claude Cowork」もあります

※ 2026年9月時点の公式情報に基づきます。提供形態やプランは変更されることがあります。

Use cases

非エンジニアの業務でできること

指示に専用の書き方はなく、ふつうの日本語で頼みます。研修の演習で使う指示の例とあわせて紹介します。

  1. 01

    フォルダの中身を棚卸しする

    業務フォルダを読ませ、どんな資料が、いつのものが、何件あるかを一覧にします。第1回の最初の演習です。

    指示の例

    • 「このフォルダに何が入っているか、種類別に件数を教えて」
    • 「一番古い資料と新しい資料はどれ? 作成日も教えて」
  2. 02

    大量の文書を横断して調べる

    数百件のPDFや議事録から条件に合うものを探し、表にまとめます。1件ずつ開いて転記する作業がなくなります。

    指示の例

    • 「このフォルダにある見積書を全部読んで、取引先・金額・納期の一覧表を作って」
    • 「その表をExcelで保存して」
  3. 03

    表を集計し、検算する

    表計算データを集計し、AIが出した数字を元のデータと突き合わせて検算させます。AIの集計値をそのまま報告に使わない手順を、研修で必ず組み込みます。

    指示の例

    • 「金額の大きい順に並べ替えて、先月分だけに絞って」
    • 「集計した合計を元の表と突き合わせて、合わないところがあれば教えて」
  4. 04

    議事録から課題一覧をつくる

    議事録から課題を抜き出し、担当と期限をつけた一覧にします。

    指示の例

    • 「この議事録から課題を抜き出して、担当者と期限つきの一覧にして」
  5. 05

    社内ルールを覚えさせる

    部門の用語・様式・禁止事項・チェック観点を CLAUDE.md というファイルに書いて置くと、以降は毎回説明しなくても、そのルールに沿って作業させられます。

  6. 06

    小さな業務ツールをつくる

    自分の困りごとを解決する小さな道具を、指示だけでつくります。つくる前に、自分でつくってよいものか、情報システム担当に相談すべきものかを判定します。

※ 実データを読ませるのは、第2回で入力してよい情報の判断基準を学んだあとの第3回からです。第1〜2回は当社が用意した架空の資料で練習します。

Curriculum

研修で扱う内容

全6回のうち、Claude Codeを中心に扱うのは第1・2・3・5回です。第4回ではCodexと比べて使い分けを学び、第6回で部門への展開を設計します。

第1回

生成AIの現在地と、エージェント型AIへの移行

全員のPCでClaude Codeが動く状態にし、最初に入れる4つの設定(作業フォルダを1つに限定する/実行前に承認を求める/元に戻せる状態にしてから触る/本番データはまだ使わない)を全員の画面で確認します。演習では研修用のフォルダを読ませて棚卸しし、自分の1週間の業務を書き出します。

到達確認:自分のPCで起動し、指定したフォルダを読ませて回答を得られること

第2回・必修

情報セキュリティとガバナンス

入力してよい情報の3分類(公開情報/社内限/機密・個人情報・顧客資産)、契約形態で変わるデータの取り扱い、エージェント特有の危険と権限設計を学びます。罠を仕込んだ文書をAIに読ませ、文書の中の指示に従ってしまう様子を全員の画面で確認します。

修了要件:セキュリティ判定テストの全問正解

第3回

Claude Codeを業務に効かせる(非エンジニア編)

仕事のフォルダ単位でAIに文脈を持たせる考え方と、CLAUDE.mdで社内ルール・用語・様式を記憶させる仕組みを学びます。部門の実データ(マスキング済み)で集計レポートを自動生成し、翌月も再実行できるよう手順をファイルとして残します。

到達確認:自部門のルールファイルを1つつくり、それを読ませて成果物を1つ出力できること

第5回

業務ツールを自分でつくる

自部門の課題を1つ選び、実際に動くものを完成させます。つくる前に「扱うデータの区分/利用者の範囲/止まったときの影響/社外に公開されるか」の4軸で、手元に置いてよいものか、情報システム担当に相談すべきものかを判定します。

到達確認:動くものが1つでき、4軸の判定と引き継ぎ用の説明が残っていること

CLAUDE.mdとは

CLAUDE.mdは、Claude Codeに作業の前提を伝えるためのファイルです。作業フォルダに部門の用語集・様式・禁止事項・チェック観点を書いて置くと、Claude Codeはそれを読んだうえで作業します。

チャットAIでは、会話のたびに「当社は〇〇業で、この資料は△△部の様式で、金額は税抜で書く決まりで……」と前置きを書き直す必要がありました。説明を1回で済ませて記憶させておくことで、この手間がなくなります。研修では第3回で、自部門のルールファイルを実際につくります。

CLAUDE.md

用語

  • 部門で使う略語と正式名称の対応表

様式

  • 報告書は「結論・根拠・次の対応」の順に書く
  • 金額は税抜で書く

禁止事項

  • 顧客の個人名を出力に含めない
  • 元の資料を上書きしない

チェック観点

  • 合計は元の表と突き合わせて検算する
記載例(イメージ)。実際の内容は部門ごとに決めます。

Safety

研修で徹底する安全設定

Claude Codeは、実際にファイルを書き換え、コマンドを実行します。ここは従来のAI利用ガイドラインが想定していなかった領域です。研修では次の設定を標準として全員に徹底し、これを外した使い方は教えません。

表は横にスクロールできます

エージェント型AIに固有の危険と、研修で徹底する標準設定
固有の危険起こりうること研修で徹底する標準設定
自律実行依頼していない範囲まで作業を広げ、意図しないファイルを変更する実行前に人の承認を求める設定を既定にする。承認を省略する設定は扱わない
作業範囲の逸脱共有ドライブ全体や、関係のない業務フォルダまで読み書きの対象に入る作業用のフォルダを1つつくり、その中だけを対象にする。本番の共有フォルダを直接の作業対象にしない
取り消せない変更上書きや削除が起き、元の資料が失われる着手前に複製を取る、または変更履歴が残る仕組みの上で作業する
間接的な指示の注入読み込ませた文書やWebページに仕込まれた文が、AIへの指示として実行される社外から届いた資料を読ませるときは、承認設定を外さない
認証情報の露出パスワードやアクセスキーがファイルに書かれ、そのまま読み込まれたり持ち出されたりする認証情報をファイルに直接書かない。該当があれば情報システム担当に相談する

プロンプトインジェクションは、実演で理解します

AIは「読んだ文章の中にある指示」と「利用者からの指示」を、原理的に完全には区別できません。社外から届いた文書やWebページ、メールを読ませることは、差出人にAIへの指示権を一部渡すことだと考える必要があります。第2回では、一見ふつうの業務文書に指示を仕込んだ教材(当社が用意し、実データは使いません)をAIに読ませ、AIがその指示に従う様子を全員の画面で確認します。

Overview

対象者・形式・料金・助成金

Claude Code研修の対象者・形式・料金・助成金
対象者非エンジニアを含む社員(プログラミングの知識は不要)
研修の構成法人向け生成AI研修(1回3時間・隔週の全6回、約3ヶ月・計18時間)の中で扱います。Claude Codeが中心になるのは第1・2・3・5回です
形式講師との対面・双方向型(同時双方向のオンラインも可)。1クラス20名まで。演習の題材は受講者本人の実際の業務です
受講環境受講者が普段使っているPC(Windows・macOSなど)と、Claude Codeを使える会社のアカウント。Claudeの利用料は研修料金に含まれません
料金1名40万円(税別)。全6回の研修料金です
助成金人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の要件を満たす場合、中小企業は経費の75%(1人1訓練あたり上限30万円)が助成され、自己負担の目安は1名10万円〜です。大企業は助成率60%・上限20万円です。助成金について詳しく見る

※ 助成の対象になるか、支給されるかは労働局の審査によります。同コースは令和8年度末(2027年3月31日)までの時限措置です。助成金を使う場合は、訓練開始日の6ヶ月前から1ヶ月前までに計画届の提出が必要です。

FAQ

よくある質問

Claude Code研修を受けるのに、プログラミングの知識は必要ですか?
必要ありません。Claude Codeへの指示は「このフォルダの見積書を全部読んで、金額と納期を一覧表にして」といったふつうの日本語です。文字で指示を出すため一見難しく見えますが、覚えるべき画面や操作が少ないぶん、暗記量は一般的な業務システムより少なくなります。第1〜2回は「読ませる・調べさせる」だけに絞り、この段階で覚える操作は3つだけです。
Claude Codeを使うには、どの契約プランが必要ですか?
2026年9月時点では、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)か、API(Claude Console)の利用契約などが必要で、無料プランには含まれていません。利用料は研修料金に含まれず、Anthropic社との契約になります。個人向けプランと法人向けの契約では、データの取り扱いや管理者機能の条件が異なるため、研修では会社のアカウントで利用する前提で、開始前に契約内容を確認します。
Claude CodeとClaude Coworkは、どう違いますか?
どちらもAnthropic社の提供するAIです。Claude Coworkはターミナルを使わない非エンジニア向けの提供形態で、Claude Codeはターミナルのほか、デスクトップアプリ、Webブラウザ、VS CodeやJetBrainsの拡張機能から使えます(2026年9月時点)。この研修はClaude Codeを中心に扱います。すでに社内で使っているツールや契約は開始前に確認し、第1回・第2回の内容に反映します。
Claude Codeに社内の資料を読ませても、情報漏えいの心配はありませんか?
何を入力してよいかは、契約内容と情報の区分で決まります。研修の第2回で、入力してよい情報を「公開情報」「社内限」「機密・個人情報・顧客資産」の3つに分けて判定する基準をつくり、機密・個人情報は原則として入力しない、迷ったら入力せずに相談する、を全員の行動基準にします。演習でも、第1〜2回は当社が用意した架空のデータだけを使い、実データは第3回以降に、マスキングを講師が事前に確認したものに限って使います。
会社のPCがWindowsでも、Claude Codeは使えますか?
使えます。2026年9月時点で、Claude CodeはWindows・macOS・Linuxのターミナルで動作し、デスクトップアプリやWebブラウザ(claude.ai/code)からも利用できます。研修では受講者が普段使っているPC(貸与端末で構いません)を使います。つまずきやすいのは、ソフトをインストールする権限と社外への通信の制限です。開始前に情報システム担当の方と一緒に確認します。
CLAUDE.mdには、どんなことを書けばよいですか?
部門の用語集、報告書などの様式、禁止事項、提出前のチェック観点など、毎回AIに説明し直していた前提を書きます。第3回の演習で自部門のルールファイルを1つつくり、それを読ませた状態で成果物を出力できることを到達確認にしています。

自分の業務で、何を任せられるか。

30分・オンラインの無料相談で、Claude Codeに任せられそうな業務をその場で一緒に整理します。

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