全社員向け・全6回の実践研修

法人向け生成AI研修

「使ったことがある」から「業務が実際に減っている」へ。Claude CodeとCodexを軸に、情報セキュリティを土台として、非エンジニアを含む社員が自分の業務をAIで削れる状態をつくる全6回の研修です。

最終更新 監修 株式会社クロスタ

生成AIの活用例をスクリーンに映して説明する研修の様子

法人向け生成AI研修とは

クロスタの法人向け生成AI研修は、Claude Code(Anthropic社)とCodex(OpenAI社)というエージェント型AIを使い、非エンジニアを含む社員が自分の業務を分解し、AIに渡し、安全に実行させ、結果を検証できるようにする研修です。1回3時間・隔週の全6回(約3ヶ月、計18時間)で、題材は受講者本人の実際の業務です。第2回は情報セキュリティの必修回です。

Goals

研修後に到達する、3つのレベル

全6回の修了時点で、受講者を3段階で評価します。社内の底上げとは、レベル1を全員が満たし、各部門にレベル3を1名以上置くことだと考えています。

LEVEL1

安全に使える

全受講者必達

入力してよい情報といけない情報を自分で判断でき、AIの出力をうのみにせず検証できる。作業フォルダを限定して指示を出し、結果を確認できる。

確認方法第2回のセキュリティ判定テスト(全問正解が修了要件)

LEVEL2

自分の業務を削れる

目標 受講者の80%

担当業務のうち繰り返し発生する作業を1つ以上特定し、AIに任せる手順をつくって、実際に所要時間を短縮できている。手順を文書にして他の人に渡せる。

確認方法第6回の成果発表(Before/Afterの実測値を提出)

LEVEL3

部門に広げられる

各部門1名以上

部門共通の作業を仕組みにして、他のメンバーが使える状態にできる。新しく入った人に教えられる。情報システム担当と連携して、安全な使い方の線引きを判断できる。

確認方法他のメンバーが実際に使っている状態を第6回の時点で確認

※ 削減時間を会社の目標として先に掲げることはおすすめしていません。数値目標が先に立つと、受講者は「削減しやすい業務」ではなく「報告しやすい業務」を選ぶためです。第6回の成果発表で集めた実測値から、目標値を設定することをご提案します。

Agentic AI

チャットAIとエージェント型AIの違い

この研修が軸に置くClaude CodeとCodexは、エージェント型AIと呼ばれる道具です。文章を返すだけのチャットAIと違い、自分でファイルを読み、書き換え、実行し、結果を確かめて直すところまで行います。この違いが、業務時間が実際に減るかどうかを分けます。

チャットAI(従来型)

返すのは文章

  • 返すのは文章のみ
  • 資料はその都度コピー&ペーストで渡す
  • 会話が終わると社内の事情を忘れる
  • 手順書は出てくるが、作業は人が行う

エージェント型AI

Claude Code/Codex

  • 作業そのものを実行する
  • 指定したフォルダのファイルを自分で読む
  • 社内ルールを記憶させて再利用できる
  • 実行し、確認し、直すまで行う(200件でも同じ手間)

指示は、ふつうの日本語です

たとえば「このフォルダにある見積書を全部読んで、取引先・金額・納期の一覧表を作って」と頼むと、エージェント型AIは見積書を1件ずつ開いて読み、一覧表のファイルまで作ります。チャットAIでは、1件ずつ貼り付け、返ってきた表を自分で転記することになります。

ただし、AIは作るのが得意でも、正しさを保証することはできません。結果の確認は必ず人が行う。この原則は全6回を通して緩めません。

Curriculum

全6回のカリキュラム

1回3時間・隔週開催で約3ヶ月(計18時間)の構成です。前半の第1〜2回で全員共通の土台をつくり、後半の第3〜6回で各自の業務に落とし込みます。講義と演習の比率はおよそ4対6です。

表は横にスクロールできます

法人向け生成AI研修 全6回のカリキュラム
回テーマ扱う内容中心の演習
第1回 生成AIの現在地と、エージェント型AIへの移行 大規模言語モデルが何をしている装置か(最小限の仕組み)/誤りが構造的に生じる理由/チャットAIとエージェント型AIの違い/Claude Code・Codexの位置づけ/環境の準備 自分のPCのフォルダをAIに読ませ、業務資産を棚卸しする
第2回必修 情報セキュリティとガバナンス 入力してよい情報の3分類/契約形態で変わるデータの取り扱い/個人情報・営業秘密・著作権/プロンプトインジェクション(直接・間接)/エージェント特有の危険と権限設計/シャドーAI/ログと監査 「これは入力してよいか」の判定ワークと、罠を仕込んだ文書での攻撃の実演。修了要件のテストあり
第3回 Claude Codeを業務に効かせる(非エンジニア編) プロジェクト単位という考え方/社内ルール・用語・様式をAIに記憶させる仕組み(CLAUDE.md)/大量文書の横断調査/表計算データの集計と検算/議事録から課題一覧をつくる 部門の実データ(マスキング済み)で集計レポートを自動生成する
第4回 Codexとの使い分けと、自動化の設計 Codexの特徴とClaude Codeとの違い/同じ課題を両方に解かせて評価する方法/繰り返し作業を手順として固定する/AIに任せる範囲と人が持つ判断の線引き/失敗したときに戻せる状態のつくり方 同じ課題を2系統に解かせ、評価基準をつくって比較する
第5回 業務ツールを自分でつくる 非エンジニアが小さな社内ツールをつくる手順/自分でつくってよいもの・情報システム担当に出すものの線引き/データの置き場所と公開範囲/異動・退職後の引き継ぎ/生成物の権利関係 自部門の課題を1つ選び、実際に動くツールにする
第6回 社内展開と定着・成果発表 各自の成果発表と横展開/社内利用規程・承認フローの整備/推進体制と相談窓口/効果測定の設計/新任者への教え方/今後12ヶ月のロードマップ Before/Afterの実測値を伴う成果発表と、部門をまたいだ横展開の設計

※ 演習の題材は、開始前に各部門の業務課題をお預かりし、その部門に合わせて設計します。第1〜2回の演習は当社が用意した架空のデータだけを使い、実データを使うのは第3回からです。

Security

セキュリティは第2回で学び、毎回確認します

セキュリティを1回教えて終わりにすると、実務に入った第3回以降で忘れられます。この研修では第2回を独立した必修回として3時間を割き、第3回以降も各回の冒頭10分で「その日の作業に潜む危険」を確認する螺旋構成にしています。

表は横にスクロールできます

各回で扱うセキュリティの論点
回扱う論点受講者がその日に持ち帰る判断基準
第1回最初の設定を安全側に倒す作業対象を1つのフォルダに限定する/実行前に承認を求める設定にする/元に戻せる状態にしてから触る
第2回独立回:判断基準そのものを配る3分類による入力可否の判定/加工すれば使えるかの判断/攻撃を受けている兆候の見分け方
第3回部門データのマスキング範囲単独では特定できなくても、組み合わせで個人や取引先を特定できる項目の見つけ方/AIの集計値の検算手順
第4回自動化による無監視の処理・送り先の増加何を・いつ・誰が確認するかを決めてから自動化する/2社目の契約に対しても基準が成り立つかの確認
第5回自作ツールの越境(最も事故が起きやすい段階)データ区分・利用者の範囲・止まったときの影響・社外公開の有無の4軸による自己判定/認証情報の扱い/引き継ぎ
第6回横展開時の前提崩れ・規程化適用してよいデータ区分を添えて渡す/規程・承認フロー・相談窓口を社内に残す

研修で徹底する標準設定

  • 実行前に人の承認を求める設定を既定にする(承認を省略する設定は扱いません)
  • 作業用のフォルダを1つに限定し、本番の共有フォルダを直接の作業対象にしない
  • 着手前に複製を取る、または変更履歴が残る状態で作業する
  • 社外から届いた資料を読ませるときは、承認設定を外さない
  • パスワードなどの認証情報をファイルに直接書かない

これらを外した使い方は、研修では最後まで教えません。

データの取り扱いは「確認すべき項目」として扱います

入力内容が学習に使われるか、保存期間や保存地域、管理者が利用状況を確認できるかといった条件は、生成AIの提供会社と契約形態によって異なり、改定も頻繁です。研修では特定のサービスについて断定せず、受講する会社の契約内容を確認したうえで判断基準をつくります。

研修環境そのものも安全に

演習は研修用の作業フォルダの中だけで行い、本番の共有フォルダや基幹システムを対象にすることはありません。当社の講師が受講企業のデータを持ち帰ることはなく、秘密保持契約の締結にも対応します。

By role

職種によって、効く回は異なります

演習の題材は、開始前に各部門の業務課題をお預かりし、その部門に合わせて設計します。下の表は一例です。

表は横にスクロールできます

職種別に特に効く回と演習題材の例
職種特に効く回演習題材の例期待される変化
営業3・5提案書のたたき台、商談記録からの次アクションの抽出提案準備の前工程が縮み、面談に時間を回せる
企画・管理3・4複数部門の報告書の横断集計、月次資料の定型化毎月の定型資料づくりが反復作業でなくなる
人事・総務2・3規程・制度文書の横断検索、問い合わせ対応の下書き個人情報の判断基準が定まり、扱える範囲が広がる
経理・財務3・4証憑の一覧化、差異分析の下ごしらえ、検算手順の固定照合作業が減り、検証の精度が上がる
情報システム4・5・6既存コードの読解・レビュー、テストの整備実装が速くなるほか、社内展開の相談窓口を担える
製造・技術3・5作業手順書の整備、不具合記録の傾向分析暗黙知が文書として残り、引き継ぎがしやすくなる

Format & Price

形式・期間・料金

研修の形式・期間・料金
期間約3ヶ月(隔週・全6回、計18時間)
1回あたり3時間(90分×2回に分けての開催も可)
形式講師との対面・双方向型。同時双方向のオンラインでも実施できます
人数1クラス20名まで。超える場合はクラスを分けて開催します
題材受講者本人の実際の業務(開始前に各部門の業務課題をお預かりして設計)
受講環境受講者が普段使っているPC(貸与端末で可)と、Claude・Codexのアカウント
開始時期助成金を使わない場合は、ご相談から最短2週間。助成金を使う場合は、計画届の期限(訓練開始日の6ヶ月前から1ヶ月前まで)に合わせて日程を組みます
料金1名40万円(税別)

研修料金(1名・税別)

40万円

全6回・計18時間

助成額の目安

30万円

経費助成 中小企業75%

自己負担の目安

10万円〜

中小企業の場合の概算

※ 厚生労働省「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」の経費助成(中小企業75%)を研修料金に適用できた場合の概算です。中小企業の経費助成の上限は、1人1訓練あたり30万円(10時間以上100時間未満の訓練)です。大企業は助成率60%・上限20万円のため、自己負担の目安は1名20万円〜です。このほか、訓練時間に応じた賃金助成(中小企業は1人1時間1,000円、大企業は500円)があります。助成の対象になるか、支給されるかは労働局の審査によります。同コースは令和8年度末(2027年3月31日)までの時限措置です。

研修料金に含まれるもの

  • 受講する会社の業務と契約内容に合わせた教材の作成
  • 開始前の準備(データの取り扱いの確認、受講者の事前アンケート、端末と通信の確認、演習題材のすり合わせ)
  • 全6回の研修の実施と修了確認
  • 受講者本人の業務を題材にした、業務棚卸しと仕組みづくりの演習(第1回・第3回・第5回)
  • 成果物の納品(受講者ごとの自動化事例集、社内利用規程のたたき台、相談窓口の運用ルールなど)
  • 助成金の要件整理と、研修側の資料(カリキュラム・時間数・受講記録など)の準備支援

Claude・CodexなどAIの利用料は各社との契約となり、研修料金には含まれません。

研修後の伴走サポート(9ヶ月)

チャットでの相談(随時)と月2回のミーティングで、研修で身につけた使い方の定着と、ほかの業務への横展開を支援します。月額制・別途お見積りで、助成金の対象外です。研修の成果を業務に根づかせるため、原則として研修とセットでのご利用をおすすめしています。

Subsidy

助成金を使う場合は、開始の2〜3ヶ月前にご相談ください。

この研修は、厚生労働省の人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の活用を想定して設計しています。2026年8月の改正で、汎用的なプロンプトの作り方など、職務に間接的にしか必要ない内容は対象外と明記されました。この研修は受講者の職務と実際の業務を題材に設計しますが、対象になるかは労働局の審査によります。

当社は研修の実施機関として、要件の整理と研修側の資料の準備を支援します。申請書類の作成・提出は、受講する会社または社会保険労務士が行います。

AI研修に使える助成金を詳しく見る

計画届の提出期限

1ヶ月前

訓練開始日の6ヶ月前から1ヶ月前までに提出が必要です。

FAQ

よくある質問

1クラス何名まで受講できますか?少人数でも実施できますか?
少人数からご相談いただけます。1クラスは20名までです。演習中に講師が受講者全員の画面を確認できる人数の上限がこの規模のためです。20名を超える場合はクラスを分けて開催し、第6回だけを合同にして成果発表と横展開の場にする構成をおすすめしています。
生成AI研修は、申し込みからどのくらいで始められますか?
助成金を使わない場合は、ご相談から最短2週間で開始できます。人材開発支援助成金を使う場合は、訓練開始日の6ヶ月前から1ヶ月前までに計画届を提出する必要があるため、開始希望時期の2〜3ヶ月前にご相談ください。詳しくはAI研修に使える助成金をご覧ください。
研修の成果は、どのように確認しますか?
3段階の到達レベルで確認します。レベル1「安全に使える」は第2回のセキュリティ判定テストの全問正解が修了要件です。レベル2「自分の業務を削れる」は、第6回の成果発表で対象業務のBefore/Afterの実測値を提出してもらいます。そのため第1回で、研修前の所要時間を測っておきます。レベル3「部門に広げられる」は、ほかのメンバーが実際に使っている状態を第6回の時点で確認します。
第2回のセキュリティ判定テストで誤答があった場合は、どうなりますか?
誤答があった受講者には、後日、補講と再テストを行います。第2回で判断基準が身についていない状態のまま、実データを使う第3回以降の演習に進まないための仕組みです。
研修料金には何が含まれますか?AIの利用料は別ですか?
研修料金(1名40万円・税別)には、受講する会社の業務と契約内容に合わせた教材の作成、開始前の準備(データの取り扱いの確認、端末と通信の確認、演習題材のすり合わせ)、全6回の実施と修了確認、成果物の納品が含まれます。Claude・CodexなどAIの利用料は各社との契約となり、研修料金には含まれません。研修後の伴走サポートは月額制で別途お見積りです。
1回3時間の研修を、短く分けて開催できますか?
はい。1回3時間を90分×2回に分けて開催することもできます。また、第2回(情報セキュリティ)だけ情報システム担当や法務担当の方を交えて拡大開催する、といった調整も可能です。業務に支障が出ないよう、日程は個別に設計します。

研修の設計は、いまの業務の話から。

対象人数・日程・助成金の使い方まで、30分・オンラインの無料相談で一緒に整理します。

お問い合わせ