周辺の成約事例86件から、査定価格と投資の収支をその場で出す
取引事例比較法で、事例ごとに成約時期・駅からの距離・築年数・階数・向きの違いを、過去の成約事例から学習した係数で補正します。収益物件なら、融資の条件を動かして10年間の手残りと返済の余力まで出します。(画面はサンプルデータによるイメージです)
査定のご依頼:中古マンション(仮名)売却のご相談 9/24
- 所在
- 丘の上2丁目/丘の上駅 徒歩12分
- 専有部分
- 3LDK 72.40㎡/5階/南向き
- 築年
- 2008年築(築18年)
- 売主の希望
- 3,000万円以上(駅前の築浅マンションの成約価格を見て)
- 成約事例を読み込み、種別・時期で分類
- 特殊な事情のある取引を除外(親族間・業者買取など)
- マンションの成約から、補正の係数を学習
- 近隣の事例を選び、事例ごとに補正
- 査定価格と売出価格の提案を作成
マンションの成約事例:駅からの距離と㎡単価
ここに成約事例の分布が出ます
取引事例比較表補正率 = 学習した係数 × 本物件との差
学習した補正の係数
査定の結果と、売出価格の提案
収益物件の場合:一棟アパートの10年間の収支スライダーで融資の条件を変えられます
一棟アパート(仮名)売出 6,480万円
- 建物
- 木造2階建/1K × 8戸
- 築年
- 2014年築(築12年)
- 最寄り
- 丘の上駅 徒歩9分
毎年の手残りと、返済の余力(DSCR)DSCR = 運営収支 ÷ 年間の返済額
10年間の収支表単位:万円(期待値)
金利が上がった場合
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…補正率を「勘」ではなく、事例から学習させる
あなたは経験15年の売買仲介の査定担当です。【成約事例86件】【査定する物件の情報】【自社の賃貸管理の記録】を渡します。 1. 成約事例から、特殊な事情のある取引(親族間の売買、買取業者への売却、告知事項あり、任意売却など)を除く 2. マンションの成約について、㎡単価の対数を目的の値とし、築年数・駅徒歩の分数・所在階・南向きか・ 成約時期を説明の値とする重回帰で、要素ごとの補正率(1単位あたり何%)を出す 3. 駅徒歩だけで出した係数と比べ、築年数との重なり(駅に近いほど築浅)による見かけの差がないか確かめる 4. 査定物件と条件が近い事例を10件前後選び、要素ごとの補正率を表にして、補正後の㎡単価を出す ※補正後の単価が他と大きく離れた事例は、取引の事情を確かめ、採用しない理由を書く 5. 売出価格と成約価格・成約までの日数の関係から、売出価格の上乗せ幅を提案する 6. 収益物件は、レントロールの賃料と今の募集賃料の差、平均入居期間、退去後の空室期間、修繕の予定を入れて、 10年間の手残り、DSCR(運営収支 ÷ 年間の返済額)、10年後に売却した場合のIRRを計算する 【守ること】査定価格は幅で示し、根拠の事例を必ず添える。価格を断定する言い方はしない
重要事項説明書の下書きを調査資料と突き合わせ、記載漏れと法令上の問題を洗い出す
売買仲介の案件(中古戸建)の下書きを、登記・都市計画・道路・ハザードマップ・告知書と1項目ずつ照合し、建ぺい率・容積率はセットバック後の敷地面積で計算し直します。過去128件の社内チェックから記載漏れが起きる条件も出します(最終確認は宅地建物取引士が行う前提です)。
案件:中古戸建(仮名)売出 2,480万円
- 所在
- 丘の上3丁目
- 土地
- 132.24㎡(登記簿)/間口12.0m
- 建物
- 木造2階建/1987年新築、1996年に増築
- 用途地域
- 第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%・容積率100%)/防火の指定なし
- 前面道路
- 市道/幅員 約3.6m
- 資料を読み取り7ファイル・23ページ
- 重要事項説明書の項目と資料を対応づけ41項目 × 7資料
- 過去の重要事項説明書と社内チェックの記録を照合128件
- 敷地と道路の図を作り、建ぺい率・容積率を計算し直す
- ハザードマップ上の位置を確認3種類
- 記載漏れ・法令上の問題を判定し、修正案を作成
敷地と道路の図登記・公図・道路台帳から作図
ここに敷地と道路の図が出ます
チェック結果と修正案
重要事項説明書(下書き)の該当箇所
修正した文面
過去の重要事項説明書128件の社内チェックから記載漏れが起きる条件
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…「どの資料の、どの記載と照らすか」を指定する
あなたは宅地建物取引士の補助者です。【登記事項証明書】【公図】【都市計画図】【道路台帳】【ハザードマップ】 【物件状況報告書】と【重要事項説明書の下書き】を渡します。 1. 下書きの項目ごとに、根拠となる資料の記載と照らし、「記載漏れ/要確認/問題なし」に分ける 2. 前面道路が建築基準法第42条第2項の道路なら、道路の中心線から2mまでの後退の面積を計算し、 敷地面積から除いて建ぺい率・容積率を計算し直す(容積率は前面道路の幅員による制限も確かめる) 3. 基準を超えていれば、増築の時期・確認申請や検査済証の有無・当時の都市計画を確認事項として挙げ、 既存不適格と違反建築のどちらの可能性があるか、それぞれの影響(建替え・住宅ローン)を書く 4. 水害ハザードマップは、洪水・雨水出水(内水)・高潮のそれぞれについて、物件の位置と浸水の想定を書く 5. 登記の乙区に残っている権利や、告知書の内容(雨漏り・シロアリなど)が説明に入っているか確かめる 6. 修正が必要な項目は、重要事項説明書にそのまま使える文面を作る 7. 【過去の重要事項説明書と社内チェックの記録】から、記載漏れの割合を担当の経験・契約までの準備期間で比べる。 片方をそろえて比べ直し、見かけの差でないか確かめる 【守ること】判断に迷うものは「要確認」とし、推測で「問題なし」にしない。最終判断は宅地建物取引士が行う
図面から数量を拾って見積を作り、過去58件の原価の実績から赤字になる工事を見抜く
手順2の中古戸建を購入されるお客様から、リフォームのご依頼です。図面の寸法から数量を拾い出して積算し、過去の工事の実行予算と実績原価の差を学習して、この工事の予備費と粗利の見通しを出します。
ご依頼:戸建リフォーム(手順2の物件)現地調査 9/28
- 内容
- 水回り4点の交換、外壁塗装・屋根のカバー工法、床・内装、耐震補強
- 建物
- 木造2階建/1987年新築(築39年)
- ご希望
- 年内(12/26)に完成・お引き渡し
- 注意
- 2018年に2階北側で雨漏り(告知書)。床下・小屋裏は未調査
- 図面から寸法を読み取り86か所
- 数量を拾い出し、工種ごとにまとめる
- 単価表と照合して、見積と実行予算を作成
- 過去の工事の、実行予算と実績原価の差を学習
- この工事の予備費と粗利を予測
1階平面図(図面から読み取った寸法)色つき=工事の範囲
積算表数量は図面の寸法から計算。単価はデモ用のサンプル値
原価が予算を超えた工事の特徴過去58件・超過率 = 実績原価 ÷ 実行予算 − 1
過去の工事
この工事の原価の超過と粗利の予測
過去の工事の超過率の分布濃い色 = 今回と条件が同じ工事
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…拾い出しの式と、赤字の「見かけの原因」を分ける指示
【平面図・立面図】【仕様書】【自社の単価表】【過去工事58件の実行予算と実績原価】を渡します。 1. 図面の寸法から数量を拾い出し、計算式も残す 外壁 =(1階の外周 × 階高 + 2階の外周 × 階高)− 開口部 屋根 =(1階の面積 + 外周 × 軒の出)× 勾配の伸び率(5寸勾配は1.118) クロス = 部屋ごとに(周長 × 天井高 − 開口部 + 天井の面積) 2. 単価表と照らして、工種ごとに見積金額と原価(実行予算)を出す 3. 過去の工事の超過率 =(実績原価 ÷ 実行予算 − 1)を計算し、築年数・解体の有無・事前調査の有無・ 雨漏りの履歴・資材の発注時期・工期の長さとの関係を、単純な比較と、要素をそろえた比較(重回帰)の両方で出す 4. 今回の工事の超過率を予測し、80%の確率で収まる予備費の額と、粗利の見通しを出す 5. 超過を減らす手を、効果の金額つきで提案する 【守ること】予測は「過去の実績から見た目安」として示す。施主への説明で金額を断定しない
工程表から社員ごとの残業を1日単位で計算し、上限規制と4週8休を守れるかを確かめる
2024年4月から、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されています。10〜12月の工程表(5現場・工事部8名)から上限を超える人と週を見つけ、4週8休にした場合に工期がどれだけ延びるか、応援が何人工いるかを計算します。
読み込む資料
- 工程表を1日単位に展開
- 4〜9月の日報から、監督の書類の時間を推定
- 社員ごとの労働時間を組み立て
- 時間外・休日労働に分けて、上限と4週8休を判定
- 4週8休にした場合の工期と、必要な応援を計算
判定に使うルール労働基準法(36協定の上限)ほか
法定休日は日曜とし、1日8時間・週40時間を超えた分を時間外労働として計算します。残業代は、時間外25%増し(月60時間を超える部分は50%増し)、休日労働35%増しで計算します(時給はデモ用のサンプル値)。
期限に遅れる現場の対応(工期を延ばす/応援を入れる)は、下の「現場ごとの完成日」で選べます。
警告
週ごとの時間外労働(休日労働を含む)数字は時間。枠線 = 上限を超える週
月ごとの時間外労働と、上限のチェック4〜9月は勤怠の実績、10〜12月は工程表からの見込み
現場ごとの完成日灰色の枠 = いまの工程表/色 = この条件での工程
応援の手間代は1人工2.8万円、応援は社員の8割の作業量として計算(デモ用のサンプル値)。祝日は稼働日としています。
施主への工期のご相談(下書き)手順3の戸建リフォーム
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…法律の数え方(何を含めて数えるか)まで渡す
【工程表(10〜12月・5現場)】【人員配置】【4〜9月の勤怠の実績】【36協定】を渡します。 1. 社員ごとに、日ごとの労働時間を工程表から組み立てる 職人:現場の日は9時間、現場のない平日は作業場で8時間 監督:現場8時間 + 書類の時間(4〜9月の日報から、1日の基本の時間と担当1現場あたりの時間を推定) 2. 1日8時間・週40時間を超えた分を時間外労働、法定休日(日曜)の労働を休日労働に分ける 3. 次のルールで判定し、超える人と週を出す - 月45時間を超えるのは年6回まで(時間外労働のみで数える) - 単月100時間未満、2〜6ヶ月の平均80時間以内(休日労働を含む) - 年720時間以内(時間外労働のみ) 4. 4週ごとの休日が8日以上あるか(4週8休)を確かめる 5. 4週8休にした場合の各現場の完成日を計算し、期限に遅れる現場は 「工期を延ばした場合の日数」と「期限を守るのに必要な応援の人工と費用」の両方を出す 6. 遅れる現場の施主への説明文を作る(理由、新しい日程、代わりの案) 【守ること】勤怠の実績と工程表の予定を混ぜない。予定から計算した数字は「見込み」と書く
このAIを作る技術は、学べます。業務の効率化は、プロに任せられます。
このデモの分析は、特別なシステムではなく、生成AIと、御社がすでに持っているデータ(成約事例、賃貸管理の入居と退去の記録、登記や重要事項説明書、図面と過去の工事の原価、工程表と勤怠)で作れます。社員の方が作り方を学び、仕組みづくりと定着はプロが伴走します。
AI研修で、社員の方が「作れる」ようになる
- 成約事例からの査定書と、収益物件の収支表の作成
- 重要事項説明書の下書きと、調査資料との突き合わせ
- 図面からの数量の拾い出しと、見積書の作成
伴走サポートで、業務の効率化までプロに任せる
- 賃貸管理の記録を使った、収益物件の提案の仕組み
- 過去の工事の原価から、赤字になる工事を予測する仕組み
- 工程表からの残業の計算と、上限規制・4週8休のチェック
- お客様や物件の情報の扱いなど社内ルールの整備
個人情報や機密情報をAIに渡す範囲など、安全に使うための社内ルールづくりも、研修の第2回(情報セキュリティ)で行います。