利用ログ24ヶ月分から「解約の3ヶ月前に起きていたこと」を学習し、いま危ない顧客を出す
解約した48社と継続中の312社のログを比べ、何が解約を分けているかを数字で出します。「小さい会社ほど解約する」といった見かけの差を見抜いたうえで、全顧客の解約リスクと失う可能性のあるARRを計算します。(画面はサンプルデータによるイメージです)
読み込むデータ24ヶ月分
- 製品
- 中小企業向けの経費精算・稟議のクラウドサービス
- 期間
- 2024年10月〜2026年9月
- 対象
- 継続中 312社/この期間に解約 48社
- ログ
- ログイン、主要機能の利用、管理者アカウントの変更
- その他
- 問い合わせ履歴、請求・支払い、導入時のオンボーディング(5手順)の進み具合
利用ログ(月次に集計した一部)元データ
主要機能の利用 = 経費精算の申請・稟議の承認の件数
解約した会社で、3ヶ月前に起きていたこと兆しの「あり・なし」で解約率を比較
2つの兆しが重なると、解約率が跳ね上がる管理者の交代 × 主要機能の利用率
見かけの差:「小さい会社ほど解約する」は本当か交絡を確認
継続中の全312社の解約リスクとARR点1つ = 1社
手を打つ順番:解約リスク × ARR の大きい8社クリックで根拠と次の一手
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…「比べる期間」と「見かけの差の確かめ方」まで指示する
【利用ログ(24ヶ月)】【管理者アカウントの変更履歴】【問い合わせ履歴】【請求・支払い】【解約した会社の一覧】を渡します。 1. 解約した会社は「解約前の3ヶ月」、継続中の会社は「直近の3ヶ月」を取り出し、次の兆しの有無を会社ごとに判定する 管理者の交代/主要機能の利用率が40%以上減少/問い合わせがゼロになった(その前の90日は2件以上)/ 問い合わせが多い(90日で6件以上)/オンボーディング未完了/支払いの遅れ 2. 兆しごとに「ありの会社」と「なしの会社」の解約率を比べる。2つの兆しの組み合わせも比べる 3. 規模(従業員30名未満か)で差が出たら、オンボーディングの完了・未完了をそろえて比べ直し、 見かけだけの差でないか確かめる。見かけの差だった要因は、リスクの計算に使わない 4. 残った兆しから継続中の全社の解約リスクを出し、「解約リスク × ARR」の大きい順に並べる 5. 上位の会社ごとに、根拠(日付と数値)、更新日と解約の申し出期限、CSが今週やることを書く 【守ること】ログは会社単位で集計し、ユーザー個人の評価には使わない。 利用規約・プライバシーポリシーで定めた利用目的の範囲内で扱う
過去186件の商談の録画と記録から「受注を分ける要素」を学習し、10〜12月の着地を予測する
受注62件・失注124件の文字起こしとCRMを読み、受注と失注で何が違ったかを数字で出します。進行中の34件を同じ物差しで採点し、営業の見込みとのズレと、案件ごとの次の商談でやることまで出します。
読み込むデータ
- 過去の商談
- 186件(受注62・失注124)の録画・文字起こし・議事録
- CRM
- 参加者、段階、確度、見込み金額、結果
- 進行中
- 34件と、その見積書
進行中の商談の例:営業の確度 A
受注率を分けている要素過去186件の受注率を「あり・なし」で比較
この商談の採点
10〜12月の新規MRRの着地予測万円/月
進行中の34件次の一手の効果が大きい順
MRRは初期費用を除く月額(万円)。「実現したら」= 次の一手が実現した場合の受注確率。色つきの行:営業の確度はAだが、AIの予測が30%未満
見込み表のチェック
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…要素を「判定できる言葉」で定義し、全件に同じ物差しを当てる
【過去186件の商談の文字起こし(話者分離つき)】【CRMの商談記録と結果】【進行中の商談と見積書】を渡します。 1. 各商談について、次の要素の有無を判定して表にする 2回目の商談までに決裁者が同席したか(CRMの参加者と、発言者の役職で判定)/ 顧客の側から導入時期に言及したか/顧客が他社製品と比較中と発言したか/ 価格の話が、機能・効果の話より先に出たか/営業が話した時間が6割を超えたか 2. 要素ごとに、受注率を「ありの商談」と「なしの商談」で比べる 3. 進行中の商談を同じ物差しで判定し、受注確率を出す。 録画の同意が記録されていない商談は、録画を使わずCRMの記録だけで判定する 4. 案件ごとに、次の商談で変えられる要素を変えた場合の受注確率を計算し、上がり幅の大きい一手を書く 5. 見込みMRR = 月額 × 受注確率 を合計し、目標・営業の見込みと比べる 【守ること】初期費用などの一度きりの売上はMRRに入れない。 値引き率が社内の上限を超える見積は「承認が必要」と表示する
問い合わせ2,340件を分類し、減らせる対応時間と「ARRで重みづけした要望の順位」を出す
12ヶ月分の問い合わせを分類し、ヘルプ記事で自己解決できたはずの件数を人件費に換算します。要望は件数ではなく要望した顧客のARRで順位をつけ直します。未対応の問い合わせは、初回応答の期限とパスワードなどの機密情報を自動でチェックします。
読み込むデータ
- 問い合わせ
- 2,340件(2025年10月〜2026年9月)
- ヘルプ記事
- 186本
- 顧客台帳
- ARR、手順1の解約リスク
- 社内ルール
- 初回応答は受付から4営業時間以内(9〜18時)
未対応の問い合わせ9/25(金)15:40 時点未チェック
12ヶ月の問い合わせの分類色の部分 = ヘルプ記事で自己解決できたはずのもの
減らせる対応時間
人件費4,000円/時間・回答案で対応時間が3割減る想定は、デモ用のサンプル値
製品への要望:件数の順と、ARRの順線の色 = 順位が大きく変わったもの
要望の一覧
リスク×ARR = 要望した顧客それぞれの「解約リスク × ARR」の合計(手順1)
問い合わせの本文
回答案
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…緊急度は「言葉」ではなく「影響」で決めさせる
【問い合わせ履歴(12ヶ月)】【ヘルプ記事】【顧客台帳(ARRと解約リスク)】を渡します。 1. 問い合わせを7つに分類し、緊急度を判定する。緊急度は件名の言葉(「至急」など)ではなく影響で決める 高=複数の人の業務が止まっている/中=1人の業務が止まっている/低=それ以外 2. ヘルプ記事に答えがあった問い合わせを数え、分類ごとの平均対応時間から、減らせる時間を計算する 3. 要望を抜き出して同じ内容をまとめ、「件数」と「要望した顧客のARRの合計」の両方で順位をつける 4. 未対応の問い合わせは、初回応答の期限(受付から4営業時間)までの残り時間を出す。 同じ症状が30分以内に3件以上あれば「障害の疑い」として開発チームに回す 5. 本文にパスワード・APIキー・カード番号らしき文字列があれば、記録する前に伏せ字にする 【守ること】お客様のパスワードを使ってログインしない。回答案は担当者が確認してから送る
顧客の要件メモと過去64件の実績から、カスタマイズ開発の工数・金額・粗利を見積もる
要件を機能に分け、過去の実績工数から中央値と上振れの幅を出します。見積が外れた過去案件の共通点を学習し、今回のメモの曖昧な表現を件数つきで指摘。請負で受ける場合の粗利と赤字の確率まで計算します。
要件メモ既存顧客・従業員140名
過去のカスタマイズ案件見積と実績(人日)
見積が外れた過去案件の共通点点1つ = 1案件
曖昧な表現と、お客様への確認事項
機能に分解し、過去の類似機能の実績から工数を推定人日
総工数の分布
見積金額と粗利の見通し
販売単価8万円/人日・原価5.5万円/人日(人件費と間接費)は、デモ用のサンプル値
請負で受ける場合の注意と、準委任との使い分け一般論
※契約形態についての記述は一般論です。個別の契約は、弁護士などの専門家に確認してください。
この処理の中身(AIへの頼み方の一部)…「標準機能で足りるもの」と「範囲が決まっていないもの」を先に外す
【顧客の要件メモ】【過去64件のプロジェクトの見積工数と実績工数】【標準機能の一覧】を渡します。 1. 要件メモを機能に分解する。標準機能で実現できるものは開発から外し、 範囲が決まっていないものは見積から外して「別途」とする 2. 機能ごとに、過去の類似機能の実績工数から、中央値と上振れした場合(80%点)を出す 3. 過去の案件で、見積より実績が大きく超えたものの共通点を調べる (要件の曖昧な表現の数/外部システムとの連携/データ移行) 4. 要件メモの曖昧な表現(「柔軟に」「など」「適宜」「できれば」など)を件数つきで挙げ、 それぞれを確定させるための質問を作る 5. 工数を1万回シミュレーションし、見積金額と粗利の見通しを出す。 「要件を確定させてから受ける」場合と「このまま請負で受ける」場合を比べる 6. 請負で受ける場合の注意(完成の基準・契約不適合責任・外部への依存)と、 準委任との使い分けを一般論として書く。断定はしない
このAIを作る技術は、学べます。業務の効率化は、プロに任せられます。
このデモの分析は、特別なシステムではなく、生成AIと、御社がすでに持っているデータ(製品の利用ログ、商談の録画と議事録、問い合わせの履歴、過去の見積と実績工数)で作れます。社員の方が作り方を学び、仕組みづくりと定着はプロが伴走します。
AI研修で、社員の方が「作れる」ようになる
- 問い合わせの回答案・ヘルプ記事の作成
- 商談の議事録・提案書・お客様への確認事項の作成
- 判定の物差しを言葉にして、AIに正しく頼む方法
伴走サポートで、業務の効率化までプロに任せる
- 利用ログからの解約の予兆の検知と、CSへの週次の通知
- 商談の採点と、売上の着地予測
- 要望の集計(ARRでの重みづけ)と、過去実績からの見積もり
- 顧客データ・機密情報の扱いなど社内ルールの整備
個人情報や機密情報をAIに渡す範囲など、安全に使うための社内ルールづくりも、研修の第2回(情報セキュリティ)で行います。